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中古マンションの購入|結婚後の人生設計も考えた私の選択

住まい・暮らし
中古マンションの購入|結婚後の人生設計も考えた私の選択

「30代女性も中古マンションを購入したい」
「結婚や出産を考えると、独身時代に不動産を購入するのは不安…」
相談者は30代独身女性のAさん。中古マンションの購入についてのご相談です。近年、マンションを購入する女性は増加傾向にあります。賃貸と比較したときに、家賃と変わらない出費で自身の希望にそった部屋作りができるのはマンションを購入する大きなメリットでしょう。しかしAさんにはマンションの購入について期待を寄せる一方で、購入をためらう気持ちもありました。

不動産仲介業者が提案した不安の解消策とは…。

先々を考えると相続の問題を誰に相談して良いのか分からなかった。

Aさんの叔母さまは現在73歳です。都内の自宅(持ち家)で独り暮らしをされています。
元気な方でAさんとも仲が良く、お互いの家を行き来していたそうです。
しかし先日足を骨折して入院してから、先のことが不安になり悩むことが多くなりました。

中古マンションの購入と結婚後の不安

「賃貸マンションは手狭だし、これからも家賃を払い続けるなら気に入った物件を購入したほうがいいかと思って」
近年、増加傾向にある若年層の不動産購入。資産になったり好きに手を加えたりできるメリットから、賃貸ではなく購入の選択に至る方も多くいらっしゃいます。収納が多く駅に近い物件というAさんの希望条件にそっていくつか物件を提案すると、Aさんは目を輝かせて内見に足を運びました。購入となると、大きな額になります。焦らずじっくりと条件に合う物件を探すことが大切です。私も不動産仲介業者として丁寧なヒアリングを心がけ、Aさんのマンション購入計画に向き合いました。

「実は結婚や出産の可能性も考えてしまって…」
Aさんが打ち明けてくださったのは、3度目の内見後のことでした。今回の物件は特に希望条件に合致するポイントが多く、Aさんの表情も明るく感じられました。しかしその帰り道はどこか口数が少なく、考え込んでいる様子。理由をお聞きすると、予想外のライフイベントが発生したときに、購入した物件が弊害となってしまう可能性を心配されていらっしゃいました。

たしかに女性の場合、結婚・出産・育児の終了などライフイベントによって暮らしが左右される可能性は男性以上に高くなります。不動産を購入することで資産になったり高品質な物件に住めたりするメリットを得られる一方、住み替えができなかったり一生ぶんの住宅費が定まることでライフプランの変更が難しかったりするデメリットがあるでしょう。特にAさんは30代の女性。まだまだ不透明な将来の見通しを考えて、不動産の購入に不安を感じていらっしゃいました。

マンション投資という選択肢

「マンション投資という選択肢も加えてみてはいかがでしょう」 購入した不動産に、一生涯住み続ける必要はありません。結婚後に使い勝手が悪くなったら、賃貸や売り物件として投資に活用するのも一手です。実際にサラリーマン大家として不動産を運用する方は多くいらっしゃいます。サラリーマンのマンション投資について、メリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 金融投資と比べて低リスク
  • 安定した収益が得られる
  • レバレッジ効果がある
  • 手間がかからない
  • 節税効果が得られる場合がある

デメリット

  • 空室が続けば収益を得られない
  • 災害や事故、金利上昇による収益性低下の可能性がある
  • 老朽化によるリスク

資産運用の手法として注目される不動産投資。大きなお金が必要なので敬遠されがちですが、購入資金は銀行からの融資が得られるためレバレッジ効果があります。また運用を管理会社に委託すれば手間もかかりません。さらにサラリーマンとして給与所得があれば不動産所得と損益通算が可能なので、所得税・住民税の節税効果が期待できます。ただしリスクのない投資はありません。マンション投資をはじめるならデメリットも理解することが大切です。

Aさんの場合、住宅利用後に投資として活用するなら、投資価値が下がりづらい物件を選ぶ必要があるでしょう。築年数が浅く、立地がよければ買い手・借り手も見つかりやすくなります。そこでAさんの希望条件に合致する物件を探すことはもちろん、将来的に投資を見据えた物件を改めてご提案しました。

人生設計に基づいた不動産売買をサポートする不動産仲介業者

築5年の駅近マンションを購入されたAさん。もちろん収納が多いという当初の希望条件もかなえられました。将来的にAさんが結婚したり出産したりしてマンションを手放すことになっても、投資価値は残るでしょう。夢のマンション購入を実現されたAさんの表情は、不安ごともなく晴れやかです。
「将来的に売ったり貸したりするときは、また相談させてください」
Aさんの言葉に、私も不動産仲介業者として身の引き締まる思いでした。

不動産仲介業者は貸したり売ったりするばかりが仕事ではありません。不動産に関わるプロフェッショナルとして、売主と買主、貸し手と借り手をつなぐのが役割です。賃貸や購入に関わらず、物件探しは不動産仲介業者にご相談ください。不安がある場合は、不動産に関わってきた経験からアドバイスもできます。不動産という大きな買い物にあたって、人生設計に基づいた慎重な選択が重要です。信頼できる不動産仲介業者を頼りましょう。